三井温熱療法の効果
今でこそ著名人が温熱で得られる効果を口にして広く知られていますが、1980年代からこの温熱療法に着目し、多くの実績を残してきた「三井とめ子さん」の想いと技術を受け継いでいるからです。
カラダを温めることによる効果
第三者の評価
高温熱刺激療法によって「免疫細胞の増加」と「自己免疫性疾患に対する有効性」が科学的に示されました。
平成27年、半年をかけて「温熱器を用いた高温刺激に対する生体内変化の検討」と題して、新宿区若松河田クリニックと共同研究を行いました。
その結果、定期的な三井温熱療法の施療は、「自己免疫性疾患」などに対して有効であることが科学的に示されました。
研究結果は、次のグラフで表すことができたので、それをわかりやすく解説します。
グラフ1は、ガンやウィルスを攻撃する「キラーT細胞」の数を表しています。
10人中9人に細胞数の増加がみられます。これはガンやウィルスに対する免疫力が向上したと捉えることができます。
グラフ2は、先ほどの「キラーT細胞」と「ヘルパーT細胞」の血液中の数の比を表しています。免疫力というのは、細胞の数が多ければいいのかというとそうではなく、「キラーT細胞」と「ヘルパーT細胞」のバランスが大切です。グラフ2にはオレンジの縦線があり、そこに0.6〜2.4という数値が見えます。これが理想的な免疫のバランス値です。
2.4を超えた数値は、「自己免疫疾患」や「アレルギー疾患」などの危険性があります。ご覧のように全員の数値が理想値に近づいている音がわかります。
グラフ3は体温の変化です。これもほとんどの方で体温の上昇がみられました。
基礎体温を継続的に上げるのは大変難しく、1週間に1度の温熱療法を受けることで、それを成し得たのです。
※施療対象:若松河田クリニックの患者さん10名
回数・時間:●1週間に1度 計20回
●1回につき60分 ・背中7割(約40分)・お腹3割(約20分)
千葉大学との共同研究
千葉大学環境健康フィールド科学センター宮崎良文教授のご協力のもと、背部温熱マッサージが前頭前野活動にどのような影響を及ぼすのかを明らかにする実験をしました。
女性17名に、各12分間、背中へ心地よい温熱施療を行い、近赤外時間分解分光法(TRS)で観察したこの実験で、「左前頭前野における酸素化ヘモグロビン濃度が有意に低下すること」がわかりました。
このデータにより、「背部温熱マッサージは左前頭前野を鎮静化し、生体を生理的にリラックスさせることが明らか」となりました。